大阪でインプラントなら増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)
いつの間にかできてしまった口内炎。歯ぐきや歯と触れる部分、食べ物が当たるところなど、口内炎ができるところによって会話や食事なども痛くて不便になりますよね。できることなら少しでも早く口内炎を治したいですし、せめて炎症を抑えて痛みを和らげたいものです。口内炎に効果的な栄養を積極的に摂ることで、症状を改善や、予防効果が期待できるのですが、一体どのような栄養素が必要なのでしょうか。
ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などがありますが、このビタミンB群は、人が生きるために必要なエネルギーをつくる際に必要になる、欠かすことのできない栄養素です。
その中でも特に口内炎に効果的といわれているビタミンは、
■ビタミンB2 脂質を体のエネルギーに変換し脂肪の代謝をたすけて、皮膚や粘膜の丈夫に成長させていくはたらきがあります。「皮膚や粘膜のビタミン」とも呼ばれているほどです。このビタミンB2が不足すると、口まわりに炎症が起きやすいといわれています。
■ビタミンB6
血をつくったり、たんぱく質を合成したり、アレルギーに対抗するはたらきがあります。また、肝臓機能や免疫機能にはたらきかけて、免疫力アップが期待できます。ビタミンB6 が不足してしまうと、貧血や皮膚炎、口内炎が起こりやすいといわれています。
ビタミンB群の中で口内炎に直接的に効果的なものはビタミンB2とB6ですが、ビタミンB群はどれか単体で摂取してもあまり効果はなく、B1、B2、B6などのビタミンB群をできるだけ同時に、バランスよく摂取することが大切になります。ちなみに、ビタミンB1 は豚肉、大豆、たまご、ほうれん草、発芽玄米などに含まれています。ビタミンB2 はレバー、ししゃも、海藻、ブロッコリー、牛乳、納豆などに含まれます。ビタミンB6は鶏のささみ、マグロ、キャベツ、アボカド、バナナなどに含まれています。これらの食材をなるべく同時に摂取することが、口内炎改善につながります。
ビタミンの中で最も有名で身近なビタミンC。口内炎にも効果が期待できます。ビタミンCは、病原体から身体を守り、抵抗力や免疫力を高めてくれるはたらきがあります。風邪を引いたときにビタミンCを摂ると良いというのは、この効果からいわれているのですね。さらに、ビタミンCはお口の中の傷や炎症を改善・治癒させてくれる作用もあり、口内炎予防や治癒に効果的と言えます。ビタミンCは水溶性で水に溶けだしていってしまうので、スープにする際は具材だけでなくスープ自体もしっかり飲むと良いですよ、また、野菜などを水洗いしている途中でもビタミンCは水に溶けて流れていってしまうので、水洗いは手早く済ませましょう。ビタミンCが含まれるものとしては、レモンやみかん、キャベツ、パプリカなどがあります。
ビタミンAも口内炎に効果的とされています。ビタミンAには、消化器官の粘膜を正常な状態に保つはたらきや、細菌から身体を守り、身体の抵抗力を高めるはたらきも持っています。また、口内の保湿効果も期待できます。ビタミンAが含まれる食材は、レバー、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、うなぎ、バターなどがあります。
ビタミンは、1回バランスよく十分な量を摂取したからといって、効果が期待できるものではありません。残念ながら、ビタミンは体内にずっと蓄積させておくことはできず、少し経てば体外へと放出されてしまうのです。大切なのは、毎日バランスよくビタミンを摂取し、体のなかできちんと機能するようにしていくことです、初めのうちはサプリメントでも良いので、とにかく毎日きちんと摂取することが、口内炎改善・予防の近道です。「今日はたくさん野菜を食べたから満足!」と、翌日野菜をあまり食べないというようなことは避けてくださいね。
レバー、ひじき、卵黄、焼き海苔などに含まれます。動物性食品に含まれるヘム鉄という鉄の方が身体によく吸収されるので、効果を高めたい方はヘム鉄を選んで摂取しましょう。
牡蠣、しいたけ、煮干しなどに含まれています。煮干しでだしを取って、しいたけのお味噌汁にすると効率よく亜鉛を摂ることができますね。
口内炎を治すにはどんなビタミンが必要で効果的なのか、また、ビタミン以外にも積極的に摂取したい栄養素についてもあわせてご紹介しました。これらの栄養素は、どれかを多くとればよいというものではなく、どのビタミンも鉄や亜鉛もそれぞれをバランスよく摂取しなければ効果は上がりません。毎日、毎食という考えで継続的に摂取する必要があります。サプリメントでも構いませんから、バランスよく、続けて摂取することを心がけましょう。