大阪でインプラントなら増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)
歯ぎしりとは、上あごと下あご歯を合わせてグッと強い力を加えることです。あごを左右に動かしてギシギシといわせる「グラインディング」がよく知られていますが、実は歯ぎしりの種類は3種類あり、歯を食いしばる「クレンチング」、何かを噛むような動きをして歯をカチカチと鳴らす「グラインディング」も歯ぎしりの症状に入ります。
歯ぎしりをすると良くない理由は、歯やあごに相当強い力が加わってしまうことにあります。歯に強い力が加えたり、ギシギシと歯に摩擦をかけたりすることによて、歯自体が削れてしまったり、割れてしまうこともあります。他にも、治療済の歯の被せものが壊れる、あごの負担がおおきいため、顎関節症が悪化するなども考えられます。さらに、歯やあご以外にも、強い力を加えることで筋肉が緊張し、頭痛や肩こり、目の奥の痛みを引き起こす原因にもなるのです。
かみ合わせは、成長や老化、歯科医院での治療、歯周病などの病気などによって、常に変化するものです。かみ合わせの自然的な変化自体は、身体にとって必要なことですから、あまり心配する必要はないのですが、虫歯を治療せず放っておいて歯が欠けてしまったり、歯周病で歯の位置がずれてきたりすると、かみ合わせを調節しようとして歯ぎしりが強くなってしまいます。
成長とともにあごの関節がすり減り、あごのかたちは変化していきます。歯の形もそれに合わせて変えなければならないため、歯を削ろうと歯ぎしりを起こします。こちらも自然な変化は問題ありませんが、急激な変化による歯ぎしりには注意が必要です。
歯ぎしりは、治療をしても止められないことが多くあります。そのまま放っておくと、歯やあごへの大きな負担になりますから、歯ぎしりを抑える方法としてマウスピースを用います。就寝時に装着することで、睡眠中の歯ぎしりによる、歯やあごへの負担を軽減させる効果が期待できます。
マウスピースは、歯ぎしりによる歯やあごへの負担を軽減する効果もありますが、実は、それ以外にも良い効果があります。
歯ぎしりをすると、ぐっと力をこめるため、肩や首、頭にまで筋肉の緊張が広がり、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。身体に負荷がかかった状態なので、身体が重いと感じたり、目覚めがわるくなったりすることもあります。マウスピースを装着することで、歯ぎしりによる身体への負荷を軽減できるので、筋肉の緊張も和らげることができ、肩こりや頭痛が軽減されます。朝目覚めると重かった身体も、軽くなってすっきりと目覚めることができるようにもなりますよ。
顎関節症とは、あごを動かすと音が鳴る、口が開きにくい、あごに痛みあるといった症状がある状態のことをいいます。歯ぎしりを放っておくと、歯やあごへの負担から顎関節症を引き起こす可能性があります。マウスピースをすることで、あごの関節や筋肉を歯ぎしりの負荷から守ってくれるので、顎関節症のリスクが減り、予防につながるのです。
マウスピースの装着をはじめたばかりだと、口に違和感があって気になるという方も多いです。しかし、習慣化して慣れてしまうと、「マウスピースをしているから大丈夫だ。」という安心感が生まれます。歯ぎしりを気にしすぎてストレスになっていたところが、解消されるので、リラックスした状態を保つことができ、特に睡眠時は安心して眠ることができ、睡眠改善も期待できます。