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歯科衛生士コラム

再石灰化促進でツルツルな歯へ

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の白潟です。

前回の唾液の力の項目
歯の成分であるリンやカルシウムを補うことで
歯を強くする、再石灰化を促進するという効果が出てきました。

この力を持っているのは唾液だけでなく
歯磨き粉にもこの力があるのです!

それがリナメルホームケアペーストです。

これは歯と同じ成分の
ハイドロキシアパタイトというものが主成分となり
使うことで細かい粒子がミクロの傷を埋めてくれるものとなります!

この傷を埋めることにより、歯の表面をツルツルにし
プラークやステインをつきにくくします。

また、ハイドロキシアパタイトには細菌を吸着する働きもあるので
プラークを作りにくくするという特徴もあります!

使った後は歯がツルツルしていて
舌で触りたくなる感触になります。

当院でのクリーニング用の歯磨き粉もあるので
気になる方は是非お声掛け下さい。

唾液の効果

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の矢川です。

皆さんは唾液がどんな効果があるか知っていますか?

唾液には3つの効果があります。

①口の中の酸の中和

細菌が砂糖や炭水化物を分解し酸を作り出すと、口の中が酸性に傾きます。
こうなると歯の表面からカルシウムやリンが溶け出しやすく、虫歯が始まります。(脱灰と言います。)
唾液には、その酸を中和し、正常に戻す力があります。たくさんの唾液が分泌されることによって
酸性に傾いた口の中が中和されます。

②殺菌、抗菌、保護作用

●唾液は食べカスを洗い流し、口の中を清潔に保ちます。
●口の中の細菌を除去し、唾液中に含まれている免疫物質によって細菌感染を防ぎます。
●唾液には、虫歯の原因となる菌から歯を守り、お口の中を健康に保つ働きがあります。
●乾燥から口や舌の粘膜を防ぎ、エナメル質の表面を被膜で覆い、保護します。

③歯にミネラル補給
●唾液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まかれており、食後しばらくすると酸を中和し
唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、溶け出したエナメル質を補います(再石灰化と言います)
•唾液中の成分が歯を強くします。

と、唾液にはすごく素敵な効果があります。皆さんも是非
歯のためにも体のためにもよく噛んで食事をしてみてくださいね。

唾液腺マッサージ

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の酒井です。

前々回のコラムで、よく噛む事によって出てくる唾液は消化を助けたり
味を感じやすくなったり、食べかすを洗い流してくれることで
虫歯や歯周病の予防に繋がるというお話がありましたが、唾液はおいしい食事や会話をする上でとても大切です。

そこで今回は、最近唾液が少なくなってきた気がする
よく噛むように心掛けてはいるが食事が飲み込みにくくなった気がする、という方に
唾液腺マッサージというものを紹介させていただこうと思います。

お口の中には、
ちょうど耳の下あたりにある
①耳下腺
顎の下にある
②顎下腺
舌の下にある
③舌下腺
という、3大唾液腺があります。

主に、口の中の唾液はその3箇所の出口から出てくるといわれています。

その3箇所の唾液腺をマッサージで刺激してあげる事で唾液がたくさん出てきてお口の中が潤います。

マッサージの方法は下の通りです。

①耳下腺
人差し指から小指までの4本の指を頬に当て、上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かって回しましょう。
これを10回ほど繰り返します。

②顎下腺
親指を顎の骨の内側の柔らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5ヶ所くらいを順番に押しましょう。
それぞれ5回ずつ繰り返します。

③舌下腺
両手の親指をそろえ、顎の真下から舌を突き上げるようにゆっくりグーッと押しましょう。
これを10回ほど繰り返します。

簡単な方法なので、食事の前や、テレビを見ている時など、気がついた時に是非やってみてくださいね。

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の白潟です。

皆さんは味を
楽しんでお食事をしていますか?

普段何気無く食事をして
美味しい、美味しくないなど味の識別をしているかと思いますが
お口の中でどの部分が味を感じ取る働きをしているかご存知でしょうか?

舌がその役割をしています。

舌の表面は凸凹していて、その表面に味蕾という
味を感じ取る細胞があります。

ここから甘味、酸味、塩味、苦味やうま味を感じ取っているのです。

味を感じ取ることで、美味しい、食事が楽しいと
感じてらっしゃる方も多いかと思います。

急に味がなくなってしまったら食事はどうなるでしょう?

きっと今までとお食事の感覚が変わってしまうかと思います。

少し風邪気味の時、味がわからなくなることもありますよね?

味覚は匂いを感じ取る嗅覚とも関係があります。

また、お口の中の乾燥や、飲んでいるお薬の関係で
味がわからなくなることもあります。

高齢の方の場合、食事が美味しくないことから食べる量が減り
自然と体力が減ってしまうこともあるので注意が必要です。

味を感じにくくなったなど
お口の中で気になることがあればまたご相談して下さいね。

噛む

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の矢川です。

皆さんに質問です。
みなさんはよく噛んで食事をしていますか?

噛めば噛むほど、元気になれて長生きができます。
古代人の骨格は現代人の骨格よりしっかりしており、虫歯もなかったそうです。
20世紀中頃から、ファーストフードなど柔らかい食べ物が増え、噛む習慣が衰えていったと考えられています。
噛むことにはメリットがたくさんあります。

①肥満の防止
よく噛むことで満腹中枢に刺激がいき、早く満腹感が味わえます

②味覚の発達
よく噛むことで唾液とまじり、分解され色んな味を感じれます

③言葉の発達
よく噛むことで口の周りの筋肉が発達し、しっかり話せるようになります

④脳の活性化
口の周りの筋肉がよく動くことによって、脳をめぐってきた古い血液が早く心臓に送り返され
  すぐに新しい血液が脳に上がっていくため、脳細胞は常に十分な酸素をもらえ、ボケの防止にもなります。

④歯の病気の予防
よく噛まないで食べると唾液があまり分泌されてきません。すると、歯についた食べ残しを洗い流すことが出来なくなるため
歯垢や歯石の沈着を促し、虫歯・歯周病の原因を作ってしまいます。また、小さい時からよく噛む習慣がないと
アゴの骨が発達しないので、顎関節症や歯並びが悪くなったりします。

⑤ガンの予防
唾液の中にはベルオキシダーゼという酵素が含まれています。
これが食べ物の中に含まれる発ガン物質の発ガン作用を消してしまうと発見しています。

⑥胃腸快調
よく噛むことで、消化されやすくなって胃腸の消化がスムーズに行われます

⑦全力投球
よく噛むことで、全身の体力も向上しやる気アップします

このようなメリットを頭に入れていただき、よく噛んで食べるようにしましょう。

入れ歯のお手入れ

こんにちは。
増田歯科医院歯科衛生士の酒井です。

前回の舌のお掃除のコラムで高齢の方の口臭や誤嚥性肺炎の予防に効果的というお話が出てきましたが
口臭や誤嚥性肺炎の予防には、入れ歯のお手入れも深く関わってきます。

入れ歯は自分の歯ではないので虫歯にはなりませんが
その入れ歯のお手入れを怠ってしまうと、残っている歯が虫歯になったり
歯周病が進行してしまう原因にもなります。

では、どのようにお手入れをしたらいいのでしょうか?
ポイントは、入れ歯に付着した菌を取ってあげる事です。

入れ歯に付着した菌は、さっと水洗いするだけでは取れません。
義歯ブラシといって、入れ歯専用のブラシがありますので
それを使って入れ歯に付着した菌をこすり落としたり
最低でも週に2~3回は入れ歯の洗浄剤につけ、消毒する事が大切です。

入れ歯を磨くときは、歯にかける金具の部分や、入れ歯の内面に注意して磨くようにしてみてください。

このような毎日の入れ歯のお手入れが、口臭や
口の中の菌が誤って気管に入ってしまう事で起きる誤嚥性肺炎の予防につながります。

舌のケア

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の白潟です。

皆さん普段、舌は磨いていますか?
意外にも見落としがちな舌のケアですが
高齢の方では口臭や誤嚥性肺炎の原因にもなるため
舌についている汚れである「舌苔」除去が大切です。

ただし不適切な清掃では舌が傷つき
味覚障害を引き起こしてしまう可能性があります。

ポイントとしては
・舌苔のない時は舌の清掃をしない
・全てを取り除く必要はない
・溝を必要以上にこすらないことです

方法は
・舌の奥から先に向けて一方向に数回(2-3回で十分)弱い力でそっとなでる

・舌ブラシの往復は傷つける可能性があるので避ける

・口腔乾燥のある方は保湿剤を併用する

・舌清掃は一日一回で十分

・朝起床時の清掃が効果的

と言われています

是非一度試してみてください。
またわからないことがあればお声かけください^^

うがい

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の矢川です。

今日は、クリスマスイブですが皆さんはなにか予定がありますか?
街中イルミネーションがキラキラしていて、心がウキウキしますね!

年末も近づき、そろそろ忙しい時期がやってきました!

そんな時歯ブラシせずにうがいだけで終える方はいないでしょうか?
コマーシャルでもうがい歯磨きを宣伝してますが、バイ菌はうがいではとれないんです。

うがいは、しないよりかはする方がいいですが・・・
みなさん、うがいで歯磨きを済まさないようにしてください!

年末年始は、だらだら食べがちになりますので
みなさん歯みがきをさぼらないように気を付けてくださいね。

それでは、よいお年を。

ホワイトニング4

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の酒井です。

今回は、前回まで数回に渡ってお伝えした
ホワイトニングを行う前に歯医者でやっておいたほうがいい事についてお話させていただきます。
ご自身の元々の歯の色味を白くするホワイトニングを行う前に
これまでの嗜好品や喫煙などの生活習慣によって表面に付いてしまった、茶色や黒っぽい着色を取ってあげる事が大切です。
その着色を取る方法にもいろいろありますが
当院では着色が強固に付いている歯の面に専用の粉と水を吹きかけて着色を取る方法や
PMTCといって、歯科医院で機械を使って専門家が歯の表面をクリーニングして着色をとる方法などがあります。

これをするだけでも歯の色が明るくなったように見えて満足いただけるかもしれません。

このように、着色を取ってもらったり、ご自身の元々の歯の色味を白くしたり
自分に合ったホワイトニングの方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

ホワイトニング3

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の白潟です。

ホワイトニングのコラムが続いていますが
痛くないのかな?なんで白くなるのかな?

と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。

日々ご質問を受ける内容を例に解説したいと思います。

なぜ歯が白くなるの?
→薬剤、光照射を併用することで着色物質の分解をしたり
歯質中の水分を分解することで歯が白くなります。

痛みは出るの?
→薬剤が反応する際に水分を分解します。
水分がなくなることで歯の奥の水分が吸い上げられるのでその時に刺激が加わります。

ホワイトニングの後に気をつけた方がいいことは?
→歯科医院にてするオフィスホワイトニングでは以下のことは24時間控えて下さい
タバコは禁煙
酸性の物は控えてください
レモン、キュウリ、炭酸飲料など
色の濃い物は控えてください
コーヒー、紅茶、赤ワイン
ソース、醤油、ケチャップなど
※ほんの一部の例です

ご自宅でしていただくホームホワイトニングでは、トレーを外した2~3時間後は控えていただくと効果的です。

日頃の質問から皆さんが気にされている点を書きましたが
疑問はまだまだあるかと思います。

何かございましたら是非、お尋ね下さい。

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