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歯科衛生士コラム

歯周病と骨粗鬆症

こんにちは。
増田歯科医院、歯科衛生士の白潟です。

歯周病と関連のある病気についてのコラムが続いているので
今日は歯周病と骨粗鬆症についてお話しをしたいと思います。

骨粗鬆症と聞けば、骨の強度が弱くなり、脆くなる、骨折しやすいと想像される方が多いかと思います。

実はお口の中、歯も骨に支えられているので
骨粗鬆症と関係があるのです。

特に骨粗鬆症にかかりやすいのは女性と言われていますが、
閉経後の卵巣機能の低下から骨代謝にかかわるホルモン(エストロゲン)分泌の低下により発症します。

エストロゲンの分泌が少なくなると、全身の骨がもろくなるとともに、歯を支える歯槽骨ももろくなります。
また、歯周ポケット内(歯と歯茎の間の溝)では、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が早くなると考えられています。

多くの研究で、骨粗鬆症と歯の喪失とは関連性があると報告されています。
したがって、閉経後の女性は、たとえ歯周炎がなくても、エストロゲンの減少により歯周病にかかりやすく
広がりやすい状態にあると言えます。

また、骨粗鬆症の薬の種類でビスフォスフォネート製剤(BP系薬剤)というのをご存知でしょうか?
この薬を服用している方が抜歯などをした場合、周囲の骨が壊死するなどのトラブルが報告されています。

必ずこのビスフォスホォネート製剤を飲まれていたり、定期的に注射をされている方は
・いつ頃から飲んでいるのか
・いつ頃から注射をしているのか
ということも含め教えていただけたらと思います。

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