大阪でインプラントなら増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)
オールオン4は、治療が完了してからの歯医者さんによるメンテナンスと正しい自己管理により、多くの方が10年以上使い続けることができます。しかし中には、「オールオン4にしたら口臭がきつくなった」という場合もあるようです。
見た目も美しく、噛む機能も優れているオールオン4ですが、口臭の原因になってしまうことがあるのでしょうか?増田歯科が詳しくご説明します。
オールオン4の治療後に口臭が気になるようになったということは、口内で歯周病菌が発生している可能性があります。オールオン4に限らず、インプラントは人工歯なので虫歯になるということはありませんが、歯周病になってしまうことがあるのです。
インプラント治療後のメンテナンス不足により、インプラントと歯茎の周辺に歯周病菌が繁殖し炎症がおきることがあります。これを、「インプラント周囲炎」と言います。歯周病菌は悪臭を発生させるため、この臭いが口臭となって嫌な臭いを発してしまうのです。
歯周病はそのまま放置しておいて自然に改善することはありません。悪化すると、出血したり膿が出たりと歯周病に発展してしまうのです。
そうなると、口臭はさらにきつくなってしまいます。
歯周病になってしまうと、オールオン4を継続していくことも難しくなってしまいます。オールオン4を失って歯周病になり、さらに口臭もきつくなり・・・考えたくないですよね。
そうならないためにも毎日のケアがとても大切です。オールオン4は治療後のケアによって長く使い続けることができるか、数年でダメになってしまうか決まってしまいます。また、丁寧なケアは口臭を予防することにもつながります。
基本的なことですが、正しい歯磨きを行うことが最も重要です。普通の歯ブラシに加え、ワンタフトブラシを使って歯茎と人工歯との間をしっかり磨き歯周病菌の発生を防ぎましょう。丁寧な歯磨きは時間も手間もかかってしまいますが、毎日のセルフケアが自分の歯を守ることになるのです。
口臭の原因は、インプラント周囲炎や歯周病以外にもインプラント自体に不具合が起きている可能性もあります。顎の骨にインプラント体を埋め込んでネジで連結している場合、ネジの緩みなどの不具合により隙間ができてしまっているとそこから雑菌を入ってしまうことがあるのです。このような場合は、自分で対処することはできないので歯医者さんにキチンと診てもらいましょう。
オールオン4は治療が完了しても定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。定期的に歯医者さんにチェックしてもらうことで、不具合の早期発見や口臭も予防することが出来ます。