大阪でインプラントなら増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)

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歯科コラム

噛む力で比較!インプラントと入れ歯では食べ物の制限に違いはある?

歯が抜けてしまった人や歯を抜かなければいけなくなった人の選択肢といえば「インプラント」や「入れ歯」ですよね。しかし、インプラントも入れ歯も名前は聞いたことがあるけれどもこの2つの特徴について詳しく知らない人が少なくありません。また、歯医者さんの中には診療が忙しく、資料を渡しただけで説明を済ませてしまう患者さん任せの歯科医院も実際に存在するといわれています。
今回は、増田歯科がこの2つの補綴物に関してわかりやすく紹介していきます。
※ ここで紹介する入れ歯は部分入れ歯と総入れ歯の両方を意味します。部分入れ歯や総入れ歯はその都度、明記します。

■ インプラントと入れ歯の大きな違い

インプラントと入れ歯の大きな違い

インプラントを入れるのか入れ歯を作るのか選択をするときに患者さんが気になる違いをまとめました。

1. 費用は入れ歯の方が安価に製作できるが…
治療法の選択基準の一つに費用があります。歯科の治療方法は多種多様で、患者さん自身の性格や目的などに合わせて選ぶ必要があります。そこで、歯医者さんは患者さんにとって適切な治療を行うために、治療方法の選択をお願いすることがほとんどです。
費用面だけで考えるなら入れ歯のほうが圧倒的に安く作ることができます。また、入れ歯には保険診療で製作する入れ歯と自費診療で製作する入れ歯の2種類がありますが、保険診療で製作する入れ歯であればさらに安価で作ることが可能です。
ちなみに、自費診療で製作する入れ歯の多くは上顎につける総入れ歯で嘔吐反射や装着不良感をなくすため、また総入れ歯が壊れにくくするために金属で作られています。

2. 咀嚼効率・咀嚼感はインプラントに軍配
実際に入れ歯やインプラント治療を行っても噛むことができなければ意味がありません。入れ歯とインプラントを比較した時に噛む力が十二分に発揮できるのはインプラントのほうです。全て自分の歯が生えている人が噛む力を100%とすると、部分入れ歯では30~40%程度・総入れ歯では10~20%程度と言われています。インプラント治療では顎の骨にインプラントが埋まっているので実際の歯のように噛むことができます。100%に近い力で噛みやすいのは入れ歯よりもインプラントです。

3. 入れ歯の方が早く使える
入れ歯とインプラントでは治療を開始してから終了するまでの期間には大きな差があります。
入れ歯であれば歯型を取ってから歯科技工士さんへ技工指示を出して製作が開始されます。型取りから入れ歯が患者さんの口の中へ入るまでは部分入れ歯も総入れ歯でもそこまで時間差はなく大体1か月~2か月程度でできます。
一方、インプラントはインプラント体と呼ばれるインプラントの元を埋める外科手術が必要です。外科手術をするにあたって患者さんの持病はどういったものがあるのか、インプラントを埋める骨の厚さはどのくらいあるのか、神経や血管は埋める予定の近くに走行していないかなどを慎重にチェックをしなければなりません。インプラントの場合、外科手術をして実際にインプラントで食事をするようになるまでは6か月程度かかります。

■ 食事の違い

インプラント治療と入れ歯治療で食事の内容に制限が出てくるでしょうか。また、味覚などにとトラブルが生じることはあるのでしょうか?

1. 入れ歯のほうが噛む力が弱い
前述した通り、入れ歯では噛む力が落ちることがわかっています。部分入れ歯は金属のバネを歯にかけることで外れないようになっていますが、総入れ歯は粘膜と吸着させることで維持しています。そこへガムのような粘着性のある食べ物が入ると入れ歯にくっついて入れ歯を外してしまうことがあります。入れ歯の人は粘着性のある食べ物には注意が必要。また、硬い食べ物も自分の歯のように噛むことが難しいこともあります。

2. 味覚は歳をとれば変化してくる
料理の味は口の粘膜にある味蕾(みらい)という細胞で受け取ります。味蕾は主に舌に分布していますが上顎の粘膜にも少し分布しています。総入れ歯を装着していると上顎の粘膜を覆うので味蕾へ味成分は付着することを妨げます。総入れ歯にするとインプラントに比べ味を100%感じることができなくなりますね。ただし、加齢とともに味蕾は少なくなっていきます。おじいちゃんやおばあちゃんが濃い味付けを好むのは味蕾が少なくなっていることも原因の一つといわれています。

■ 治療後のメンテナンスの方法の違い

治療後のメンテナンスの方法の違い

インプラントも入れ歯も一度装着したらそれで治療終了ではありません。人間の身体は非常に万能で適応能力を備えています。しかし、定期的にメンテナンスをして身体の変化に合わせることが大切。面倒ですが、こうして手間をかけることで長持ちしやすくなるのです。

1. 噛み合わせ
特に入れ歯に使われている人工の歯は削られやすく、不適切な噛み合わせをしているとすぐに歯が削れてなくなってしまいます。そうならないために入れ歯ができても1週間単位で通院してもらうことがあります。毎回、噛み合わせを確認して適切な位置で噛めるようにします。

2. 適合を確認する
入れ歯は粘膜との適合を確認し、インプラントは骨との結合を確認する必要があります。ただし、これは半年に1回や1年に1回程度の頻度なのでこまめに通院する必要はありません。

3. 汚れチェック
保険診療で製作される入れ歯は非常に汚れやすく、寝たきりの方がつけていると細菌感染の温床にもなります。入れ歯の掃除がよくできているかを定期的に確認することは大切です。
インプラントでは主に汚れのチェックをしています。自宅でセルフケアをしっかりとできなければインプラント周囲炎という炎症が起きてインプラントを抜かなければいけなくなります。自分で自分のインプラント汚れを取れない場合は定期的に増田歯科でクリーニングをしてもらいましょう。

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