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歯科コラム

本当は怖い口内炎!ウィルス感染が原因かも!?

不規則な生活が続いたりすると口の中にプチっとできてしまう口内炎。放っておけばそのうち治るから大丈夫でしょ?と思っている方が多いのではないでしょうか。たかが口内炎と侮ってはいけません。重症化してしまう口内炎があるんです。

■ 口内炎ができる原因とは?

口内炎ができる原因とは?

口内炎には大きく分けて3つの原因があります。
① 疲れや不規則な生活によるもの
② 噛んでしまったとき、熱いものを食べたときの水疱などの刺激によるもの
③ ウイルスや細菌の繁殖によるもの
中でも注意したいのが、ウイルスや細菌の感染が原因の「ウイルス性口内炎」です。

■ ウイルス性口内炎にはどんなものがあるの?

代表的なものに「ヘルペス性口内炎」があります。特に乳幼児に発症するケースが多いのですが、大人でも免疫力が下がっていると発症することがあります。
主な症状としては、口内の痛みや歯肉の炎症、高熱やリンパの腫れがあります。38℃前後の高熱が出て、3日ほど経ってから口内の腫れや痛みが現れる場合も。風邪と間違いやすいので要注意です。

■ ウイルス性口内炎ができる原因は?

ウイルス性口内炎ができる原因は?

この「ヘルペス性ウイルス」は、元々ウイルスを持っている人が使用したタオルや食器を使うことで単純ヘルペスウイルスが感染して発症します。ウイルスを持った母親が子どもにキスをして感染するというケースも。日本人はヘルペスウイルスに感染している人が多くいると言われています。20~30代で約半数、60代以上では大半の人が感染しているので、洗顔後のタオルや食器は清潔にしておきましょう。

■ できてしまったときの対処法

薬での治療がほとんどで特効薬もあります。発熱を伴う口内炎ができたときはまず病院に行ってみましょう。発熱に関しては数日で治まりますが、口内炎が完治するには1週間~10日ほどかかります。
痛みや熱で食欲不振になり、水分さえも受け付けなくなる場合がありますので、脱水症状にならないように水分補給を心がけましょう。

この「ヘルペス性口内炎」は「ヘルパンギーナ」と症状がよく似ています。ヘルパンギーナは夏風邪のひとつで高熱が出たり、のどに痛みが起こります。のどの奥が赤くなり、口の中全体に小さな水疱ができます。ヘルパンギーナも子どもがかかりやすいのですが、大人がかかると重症化する場合があります。ヘルパンギーナに関しては、原因菌に効果的な薬は今のところありません。発熱と口腔内の痛みや水疱は一概に症状を判断できないので、重症化する前に病院に行ってみましょう。

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