大阪の京橋本院・守口院・門真院に展開している
増田歯科医院では、「増田歯科通信」を配信しています。
この通信では、インプラントに関する豆知識や
患者様から寄せられるお悩みを解決するためのサポート
として、役立つコラムを随時更新しています。
ぜひご覧ください。
奥歯ってインプラントにする必要あるの?目立たないからしなくてもいい?

奥歯を虫歯や歯周病で失った場合に
「奥歯が無くなっても噛むのに問題ないかな」
「見えないし、見た目に影響しないから今は何もしなくていいか」
と放置していませんか?
奥歯が抜けると、噛み合わせに問題が生じ、他の歯に大きな負担がかかります。 その結果、健康な歯も悪くなり、前歯まで失う可能性があります。 奥歯を失ったまま放置することで起こりうるリスクと治療方法についてご説明します。
奥歯の重要な役割
まず、奥歯が普段口の中でどんな役割を担っているのかご説明します。
・噛む力
・発音
・歯並びや顔の輪郭の形を作る
・記憶力
奥歯を失ったらどうなる?
奥歯を失うと、残りの歯に負担がかかり疲れやすくなります。また、歯がない部分に歯が傾き、噛み合わせが変わり歯並びが乱れるため、歯磨きがしにくくなります。その結果、虫歯や歯周病になりやすくなり、歯が折れやすくなったり健康な歯が悪くなる可能性があります。
また、奥歯によって噛み合わせの高さが決まるため、奥歯を失うと口のバランスが崩れます。理想的には、上下の歯が全てしっかり噛み合っていることが理想です。
噛み合わせがずれると、歯以外にも様々な不調が起こり、最初は1本の歯の問題であっても徐々に健康な歯や体全体に問題が広がってしまいます。
奥歯を失うと、噛み合わせが崩れ、健康な歯まで悪くなるため歯を抜いたままにしておくと、口の問題だけでなく体全体にも影響が及ぶので早めに治療するようにしましょう。
奥歯のインプラント治療のメリット
奥歯を失った際にインプラント治療を選ぶメリットを7つご紹介します。

1. 噛み合わせの改善
2. 発音が良くなる
3. 噛み心地が改善する
4. 審美性が得られる
5. 顎の骨の吸収を防ぐ
6. 痛みの軽減
7. 他の歯を保護
奥歯のインプラントのデメリット
奥歯を失った際にインプラント治療を選ぶ際のデメリットを3つご紹介します。

1. 保険適用外
2. 治療期間が長い
3. 骨の量が不足している場合は
骨造成が必要
奥歯のインプラント治療における注意点

CTによる詳細な診断が必要
上顎の奥歯の場合、鼻の両脇にある上顎洞という空洞があるため、骨の高さが不足することがあります。CT画像を基にインプラントの角度や深さを慎重に検討する必要があります。CTでの確認を怠ると、突き抜けて炎症を引き起こすケースも報告されています。
下顎の奥歯の場合、下顎管には神経や血管が通っています。インプラントを埋め込む際に下顎管を傷つける恐れがあるため、CT画像で位置を確認しておく必要があります。事前にCTスキャンがあるのか、設備は問題なさそうか確認しておきましょう。
全身疾患について事前に相談
インプラント周囲炎に注意
インプラント周囲炎の早期発見と早期治療のために、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。インプラントやその周囲組織の状態を確認し、正しい歯磨きのアドバイスやインプラント周囲のクリーニングを行うことで、インプラントの成功率や生存率が高まります。
まとめ

そのままにしていると、噛み合わせが崩れ、健康な歯や体へも悪影響がおよびます。奥歯だからといって軽く考えずにできるだけ早く治療を受けましょう。
当院では、インプラントを考えられている方向けに個別相談を開催しています。
「奥歯の治療を今するべき?」と治療に不安を感じている方は是非一度ご相談下さい。