大阪でインプラントなら増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)
オールオン4は、インプラントの治療法のひとつです。しかし、オールオン4はあまり聞きなれない治療法だという方も多いのではないでしょうか?今回はオールオン4について増田歯科が紹介します。
オールオン4は総入れ歯や、歯はいくつか残っているものの保存することができない状態の方におススメの治療法です。オールオン4とは、4本のインプラントのネジを顎の骨に埋め込み、その4本のインプラントの上に総入れ歯のような被せ物を固定する治療法です。総入れ歯の安定性が悪い方も、オールオン4の治療を行うことで、安心して使用してもらうことができます。
オールオン4の構造は、インプラントのネジ4本と被せ物1つからなります。インプラントのネジはとても寿命が長く、インプラントのネジを埋め込んだ周りの骨や歯茎など周りの組織に異常が出なければ、生涯を通じて使うことができます。被せ物は、寝ている時の歯ぎしりや食いしばりなどで壊れてしまうと作り直しをしなければなりませんが、異常がなければ10年程使用することができます。
インプラントのネジの周りは、汚れが溜まりやすい部分です。そのため日々のケアを怠るとインプラントのネジの周りに汚れが溜まり、インプラント周囲炎といって歯周病のように骨が溶けて、ネジが動揺する原因となります。歯がないからといって「歯ブラシを使用しない」なんてことがないように注意しましょう。ネジと歯茎の間に毛先を当てて、汚れを掻き出すように毎日丁寧に磨きましょう。
オールオン4の治療を終えたから歯医者さんへ行かなくてはよいというわけではありません。インプラントのネジや被せ物の状態、お口の中のお掃除を行うメンテナンスへは必ず行きましょう。メンテナンスへ行く期間は、お口の中の清掃状態や、インプラントの手術を行なってからどれくらいの日数が経っているかによって異なりますが、半年から1年に一回が目安になります。きちんとメンテナンスを行うことでオールオン4の寿命を長持ちさせることができます。
通常のインプラント治療では、1本のネジに対して1つの被せ物を行いますから、残りの歯が少ない方にとって負担の大きい治療になります。しかしオールオン4は、4本のネジと1つの被せ物だけで済みますから、歯がなくてもインプラントの治療を受けたいという方にとっておきの治療法です。